県師会の歩み
昭和14年4月、厚生省では医薬制度調査・研究と相まって鍼灸按摩、マッサージ療術、産婆、看護婦等の取り締まり規則の全面的改正について各府県宛衛生課長宛に参考意見を求めた。
これを察知した業界・盲界・盲学校はその対策について物議を醸す事になった。
鍼按取り締まり規則改正の波紋は全国的に広がり、本県に於いても各地に散在していた同業組合の代表者が協議会を開いた。その席上で県下を統一する組合連合会を組織しようとする機運が熟し、11月19日奈良保健所に於いて創立総会を開催して、初代会長に小林卯三郎、副会長に山本光治、榊原延三その他理事若干名を選任して、按摩マッサージ術組合連合会として発会した。
昭和28年には法人格を取り、その間会名は二転三転して現在に至っている。